『ぼくは麻理のなか』が面白い

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どうも、メリ山です。

最近、押見修造『ぼくは麻理のなか』を読みました。
押見修造といえば、最近『惡の華』のアニメがありましたね。最近というほど最近ではないですが。

その惡の華のアニメですが、僕は Twitter で実況しながら観ていました。
主人公の春日くんを、たこしくんに置き換えて実況するのが毎週の楽しみでしたね。まあそれはどうでもいいんですが。

あ、そうそう『僕は麻理のなか』の話でしたね。といっても読んだばかりで特にこれといった感想もないのですが、久しぶりに続きが気になる漫画だなあと思った次第です。

どんな話かと言いますと、まず、主人公はたこしさんを 1.5 倍ダメにしたような小森功(こもりいさむ)くんという大学生です。
あのたこしさんの 1.5 倍だから相当やばいですよね。

その小森くんですが、毎晩定刻になると、コンビニに行って
ある超絶美少女 JK を視姦&尾行するのが日課です。これがたこしさんよりダメな 50 % 分ですね。

ところがですね、小森くんはある日突然、その超絶美少女 JK の吉崎麻理さんになってしまうんですよ。

と、ここまでなら人格入れ替わり系のよくある話なんですが、今回はどうやら、小森くんだけが一方的に入れ替わってるっぽいんですよね。つまり、吉崎さんになった小森くんと、元から小森くんだった小森くんが同時に存在していることになるわけですね。あれ〜おかしいな〜、怖いなあ〜。

んで、なんやかんやあって、吉崎さんの同級生の柿口さん(レズ)に、
あれ、お前吉崎さんじゃなくね?たこし臭くね?

といった具合でバレてしまいます。その後は、じゃあ麻里ちゃんどこだよって感じでストーリーが進んでいきます。

特に、面白かったのが親友の彼氏のくだりです(これは本編とはあまり関係ないのですが)。
麻理ちゃんの親友にももかちゃんって女の子がいるんですが、この娘の彼氏、実はももかちゃんと付き合う前に麻理ちゃんに告白して玉砕してます。

んで、なんやかんやあって、こいつが麻理(中身は小森くん)の部屋に来て再び告白してくるんですね。しかも、ももかちゃんと別れてきたっていう背水の陣で。

もちろん麻理ちゃんの中身は小森くんなわけですから、当然付き合えるわけないんですが、この彼氏くん(爽やかイケメン)はナチュラルにキスしてくるんですよ。

それが気持ち悪いのなんのって。「※ただイケ」が神話であることがよくわかります。美少女(というか女性一般)は日常でこういうどうでもいいやつからの告白とか、キモい男からの視線にさらされているのかと思うと、絶望しますね。

まあ、ここが面白かったです。

大体こんな感じです。続きが楽しみですね。
他にも面白い漫画あったら教えて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以下、じゃあ麻理ちゃんはどこいったんだよ、って話なんですが、
一番自然なのは、麻理ちゃんが自分のことを小森くんだと思い込んでるという、いわゆる二重人格説ですね。
そう考える根拠は以下:

  • 麻理は普段から本物の小森くんを監視していたことを示唆する描写がある
  • 学校のスクール・ヒエラルキィ的なものに辟易していた節がある
  • 常日頃から浴びせられるキモい視線・告白にうんざりしていた可能性
  • 母親と折り合いがついていなさそう。毒親?
  • 女友達(柿口さん)を連れてきただけで浮足立つ父親の描写から、多分キモい父親なんだと思われる
  • 小森くんになる前に心療内科に通院していたことを示唆する描写がある(母親からお薬を渡される)
    (保健室で休んでいた(柿口さんとベッドインしたとき)のも伏線?)
  • 普段から小森くんの自堕落な生活を監視していた

つまり、本物の小森くんが自堕落な生活をしていることは本当だが、吉崎麻理のことなんて全く知らない。一方、
「小森くんがコンビニの女子高生を自分の天使だとみなして視姦・尾行している」などはすべては吉崎麻理が作り上げた設定ってことやね。本物の小森くんが送る自堕落な生活を監視して、いいなあこいつ、みたいな風に思って、最終的に自分が想像するクズ人格であるところの小森くんを作り上げたと。

仮にそうだとして、監視するにしても、小森くんのこと詳しすぎだろってことになるんですが、それは、
ネトゲかなんかで本物の小森くんと交流して訊き出したんじゃないですかね。
ゲームの記憶はあるようだし。

そんな感じです。

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